2022/11/29の雑記

 

 

 わたしは性格が破綻している。二面性どころではない。たくさんの矛盾が同じ割合で、気分によって脳内を占拠する。感情のコントロールも、親しい人や近しい人ほどできない。自傷癖があって自信はない。場をコントロールしたがるから、いい意味ではムードメーカー、悪く言えばマウンター。大体外では笑顔、誰とでも気軽に話せる(気軽に話したい人的にはそうなんでしょう)、最近は親との関係も良好、愛嬌のあるサボりをしながら、まじめにバイトもする。なんの問題もない。少し派手な服装・髪色・ピアス。普段は割と温和で可愛がられる。大人には、本音を言ってるように見せて心を許しているように見せるのが得意。
 こういう風に自己評価しているのですがどうでしょう。ちょっと違うかしら。最近本当に仲いい人としか話してないから、都合の良い跳ね返りしかない。ありがとうね。
 だけど私には精神疾患の病名がついている。そのこと自体はどうでもいい。大学でもっと楽になりたくて病名をとった。あと希死念慮が薬くらいで消えたら、それはそれでいいかと思った。薬は飲んだり飲まなかったり。昔からおそらく何か性格の傾向に、名前・病名なんかをつけられるとは思っていた。
 高校までは実家にいた。とにかく仲が悪かった。仲もなにもなかった。何も話さないで部屋にこもるか、不機嫌になると無表情になって黙った。何も悟られたくなかった。向こうも何も分からなかったのだと思う。ただ分からないなりに賢さに期待もされていた。愛情もちゃんとかけられていた。疲れていた。産んだことを謝ってほしいと思っていた。早くできるだけ遠くに離れたくて進学を選んだ。あと早く死にたかった。どうせ死ぬのに金をかけ続けさせて、なんか借金が増えてく気がしていた。
 私の中では「普通」の家庭を、私が家庭崩壊直前まで追い込んだと思っていた。今も思っている。どこにだってほころびはある。相性だってある。でもわたしはあの家庭で、異端分子だとしか思えなかった。
 大学に入って1年目、急に食べても食べても満腹にならなくなった。胃腸の問題かと調べたら摂食障害とよぶらしいと知った。びっくりした。毎日とんでもんない時間寝た。課題やテスト前、ストレスが大きいと好きでもない一番安いウイスキーをロックでがぶ飲みして吐きながら勉強した。毎日大量にコンビニの食べ物を買って、隣の人に聞こえないよう湯を張りながら吐いた。吐いたときの眩暈とか酔った時の勢いとかで便器の蓋が壊れた。部屋を引き払ったとき、ばれなかったから請求されなくてよかった。アホすぎる。
 大学に入って2年目、さすがにもういいやと思って休学した。別に好きでもない人と何となく付き合った。普通になりたかった。普通の関係、馬鹿みたいに普通の人間になりたかった。アニメに出てくる通行人Cに。私だって遠くから見ればありきたりなんだけど、これはとにかくなんか、こう、強迫観念的に、今までの経歴をなかったことにしたい!みたいな?気持ちで。「うつ病だと思う」っていわれた。私のこと何もわからない人でも、こんなにおかしいと気づくか、と思った。億劫なことはそういう人に世話を焼いてもらっていたのに、通院する前に別れた。どうでもよかったからあまり覚えていない。酷いことを言ったりやったりしたはずなのに、私は自分の好きな人間たちのこと以外本当に興味がない。
 3年目、やっと病院に行った。復学する準備中の1ヶ月、ほとんど寝て過ごした。それまでもほとんど寝てテトリスしかしてない時期とかあった。体が動かなくて、焦燥感だけあった。本当に死のうみたいな波が来て、過ぎれば寝て、ご飯も食べなくなった。さすがに学校いく気あるならやばいし、病名あれば楽らしいと聞いて病院に行った。薬を貰えた。変な先生で面白くてよかった。そのあと、そのとき?1年生の冬初めて会ったときからずっと惹かれていた人と親しい関係になった。浮かれていた。わたしもこんなことができると。生きていたらたまたまいいこともあるもんだなと。だがわたしはこうなので、なんだか駄目そう、というか上手くいかなそう(読んでるだろうにめっちゃ失礼な書き方してごめん)な人に惹かれた気がする。でもとても魅力的な人だった。全てが欲しかった。理性では分かっているつもりになっていた。そんなの無理だと。そんなものが本当に欲しいわけではないと。でも、酒を飲むと駄目になる。季節の変わり目も予定の詰まっているときも駄目。というか全然、めっぽう駄目だった。とっても酷いことをした。私への執着を試す行動をして、不安だからわざと関係を壊そうとしたり、目の前で自傷もした。相手の単純に苦手なことなんかを糾弾したり、無表情で不満を訴えてコントロールしようとしたり、逆に泣きわめいたりした。それで、(まぁ向こうにもそういう性質があるから仕方なかったのだけど)離れられると馬鹿みたいに怒ったり縋ったり、自殺未遂(?)もした。寒かった。ばしゃばしゃ海に飛び込んで腰の下まで浸かった。今思えば笑い話だけど。
 自己肯定感的になのか、一人では生きていけないとか、生きていきたくないとか思っていた。逆に一人だけで生きて、みんなに忘れられたいとも思っていた。どっちもありえない。そしてそんなに思いつめなくても意外と生きていける。それを忘れていた。自分の傾向を冷静に判断するために、病気だってことも忘れちゃいけなかったのに、「季節性だろ」って思ってた。そんなわけない。
 みんなが離れていくと思っていた。わたしの何か、いけないものが原因で全員離れていくと思ってた。愛想尽かされて、独りになってしまう、やめてくれ、と叫びたかった。だから常に確かなものが欲しくて、無いから常に寂しかった。だから先に壊したいとも思った。不安だった。全部が。わたしが壊してしまうだろうこと、流動的でわたしの手に負えない環境のこと。だから離れられたくない人とは四六時中一緒にいたし、ずっと怖かった。どうしようもないところまできて、やっともう自分の変えられないものに固執するのはやめた方が楽だと学習した。泣いて喚いて縋っても、ぶち壊そうとしても、枯れた木に芽は出ないし残るものは残っていく。どうしようもないことに折り合いをつけられないやるせなさ、穏やかな諦め。そして感情の波があることだけが生きてることの全てではない。ゆっくり自分の気持ちの中から、必要なものを洗い出している最中な気がする。砂金探しみたいな。わたしの感情、全部全部手放したくなくて、感情しかわたしに必要ないと思っていた。今もそう思う。でも全部は両立しない。全部手放すより、もっとできることがある気がしてきた。あとなんか新しいものも見つかったりして面白いな。
 あと留年が確定したわね。国立だから2年生を3年間してることになる。あんまり気にしてないことも問題かも。なんかね、やっぱさ、関係に浮かれて後回しにしてた。あと本当に全然通うのが苦しかった。1年のときはコロナで全部オンラインだったから酒飲みながらでもできたのに、急にみんないて蛍光灯の下で3時間とか拘束される。怖かった。休学明けに書類届けにいったときに冷や汗が出てトイレに籠って泣いたりした。無理ぢゃん、、、て思った。さっきも書いたけど。通い始めても、一度休んだりして真面目に受けられなくなると全部なかったことにしたくなってやめちゃう。不完全な完璧主義。上手くいかないやつ。今はね、先生にたつけてーって言いまわってがんばってるよ。助けてもらうのも結構難しかったからな。まあ適当にがんばれよ俺って感じ。

 こうやって書いてみると結構普通のことで、こうやっていくしかないんだな、って思う。わたしは通行人ABCどれかしら、なれてなくてもいい、なりたくなくてもどうせなってしまうもんだし。またカフェでも行こうね。いろんなことがありますけど、まあ風呂に入れるときは入って、ご飯たべれるときはたべて、とりあえず薬飲んででもあったかくして寝て、煙草はばかすか吸ってもいいや。やりたいことと我慢できないことは仕方がない。ちょっとずつがんばれわたしって感じですね。

近況報告以上。